精密板金ものがたり

精密板金加工には、おもに4つの工程があります。
ここでは各工程の内容や、担当者の思いなどをご紹介しています。

プログラム

受注


完成

chapter1
プログラム
chapter2
chapter3
chapter4

お客様からいただいた発注書をもとに、専用のプログラムを使って図面(指示書)を作成します。この図面が、抜き、曲げ、組立、すべての工程の元になります。

仲間とのつながり

お客様から、「このような形状のモノが欲しい」という発注書が届きます。たいていは、これまでに受注したものと似たような形状ですが、まれに、複雑な形状の発注をいただくことがあります。この仕事は、平面図を見て、完成形の立体をイメージする必要があるのですが、複雑な形状の場合、なかなかイメージすることが難しいのです。

そのような場合は、図面を紙に書き、ハサミとノリで、工作のように、完成した時のイメージをつくることもあります。 そのように、形状を理解できるように努めておりますが、それでも、複雑な形状の場合、抜きや曲げ加工の途中で、「ここはちょっとおかしいんじゃないの?」と、指摘されることがあります。

そのようなときは、先輩にアドバイスを求めながら、再度取り組みます。そのような指摘がないときは、達成感と満足感がありますね。一方、戻ってくるときは(次の工程、もしくは次の次の工程から間違いを指摘されるときは)、私の工程からやり直しになるわけで、素材や時間、仲間たちの手間を無駄にしてしまったという残念な思いがありますし、責任感も感じます。ですが、だからこそ、仲間とのつながりの大切さやありがたさを同時に感じます。

プログラム 案内人

理念も技術も空高く、そして広く伝えたい

全国大会で第二位に選ばれた作品「折り鶴」。折り鶴といっても、紙ではありません。板金加工技術でつくられた折り鶴です。当社の技術が全国でも認められました。

Break time

一説によると、折り鶴には「平和の象徴」といった意味があります。原爆ドームに飾られる千羽鶴は、そのような願いが込められているのでしょう。当社の経営理念でうたっている「利他の精神」に通じるものがあるかもしれません。

折り鶴から案内人へ

どの工程の担当者からも、指示書やプログラムの女性という話が出ます。大切な、部署のはずですが、本人からは、全然気負いや、気難しい印象を受けません。そのような、柔らかい女性らしさが、男性たちがほとんどの作業の流れの中で、潤滑油的な役割を果たしているのではないでしょうか。

第26回優秀板金製品技能フェア「単体の部」
銀賞受賞作品

Copyright 2015(C)Joko-kogyo.Inc All Rights Reserved