精密板金加工には、おもに4つの工程があります。
ここでは各工程の内容や、担当者の思いなどをご紹介しています。
指示書をもとに、素材を切り取る工程を担当しています。機械が、切り取ってくれますが、その機械を動かすのは私たち人間の仕事です。どのような金型を使うのかどのような順番で動かすのか、時間配分を考えながら、効率よく、動かせるよう、安全面にも配慮しながら稼働します。
例えば、機械を一度、停止してしまうと、もう一度稼働するとき、時間もエネルギーも掛かり、非効率的なのです。そのため、お昼休みも、なるべく止めずに稼働し続けるような計画を立てます。
それから機械においても、日々のメンテナンスが大切なんです。朝と晩、毎日、様子を見ながらメンテナンスをします。機械も、時間と愛情を注いだ分、応えてくれますから。
素材に傷をつけず、きれいな状態で次の工程(曲げ加工)に送れるようにということにも気を配っています。具体的には、軍手をして丁寧に扱うことを心掛けています。毎年、制作依頼いただいている製品もありますから、またリピートしていただけるように、ということを頭に置きながら制作にあたっています。
抜き加工 案内人 井上 明
「抜き加工」の様子を動画でご覧いただけます。一つは金型を使うプレスマシン、もう一つは、より複雑な形状を扱うレーザーマシンです。
全国大会で第二位に選ばれた作品「折り鶴」。折り鶴といっても、紙ではありません。板金加工技術でつくられた折り鶴です。当社の技術が全国でも認められました。
Break time
一説によると、折り鶴には「平和の象徴」といった意味があります。原爆ドームに飾られる千羽鶴は、そのような願いが込められているのでしょう。当社の経営理念でうたっている「利他の精神」に通じるものがあるかもしれません。
折り鶴から案内人へ
抜き加工「案内人」井上 明氏は、念入りにインタビューの準備をされてきました。そのことから、自分の役割を丁寧かつ責任感を持って対応する方という印象を受けました。機械を扱うには、そのような几帳面さが必要なのでしょう。
第26回優秀板金製品技能フェア「単体の部」
銀賞受賞作品
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