精密板金ものがたり

精密板金加工には、おもに4つの工程があります。
ここでは各工程の内容や、担当者の思いなどをご紹介しています。

曲げ加工

受注


完成

chapter2
chapter3
曲げ加工
chapter4

前の工程(抜き加工)で抜き取られた素材を、指示書をもとに、機械と場合によっては手作業で曲げます。曲げ加工は主に3つあり「直角曲げ」「角度曲げ」「R曲げ」といわれる3種類です。

すべての工程の連携だから

できるだけ、質の良いものを短時間で加工できるように、材料の置き方を工夫したりしながら、効率的に進められるよう配慮して制作しています。

3種類の曲げ方のうち、中でも「R曲げ」はゆるやかに曲げる技術で、難しく、機械だけでなく、作業する人の目と技術が必要になります。

効率的に、質の良い加工をするように心がけてはいますが、残念ながら失敗してしまったり、スケジュールがタイトで難しい場合もあります。

そのような場合は、材料も無駄になりますし、他の工程の方々にも迷惑をかけることになりますから、できるだけない方がよいに決まっています。けれど、もしそういうことがあったなら、それはもう「ゴメンナサイ」と謝るしかないですよ。そこで、大切なのが、コミュニケーションです。私たちの仕事は、自分たちの加工のところだけで、完成するわけではなく、すべての工程の連携で成り立っています。ですから、普段から仲間とのコミュニケーションが大切だと、感じています。それから、お客様とのコミュニケーションも大切ですね。納期のご相談をすることもあります。

機械も、技術も大切ですが、何より一番大切なのは、コミュニケーションだと感じています。

曲げ加工 案内人 柏倉 研司

ビフォーアフター

曲げ加工の一例です。これより複雑な形状もシンプルな形状も可能ですので「こんな形状は大丈夫?」など、お気軽にお問合せください。

before

after

理念も技術も空高く、そして広く伝えたい

全国大会で第二位に選ばれた作品「折り鶴」。折り鶴といっても、紙ではありません。板金加工技術でつくられた折り鶴です。当社の技術が全国でも認められました。

Break time

一説によると、折り鶴には「平和の象徴」といった意味があります。原爆ドームに飾られる千羽鶴は、そのような願いが込められているのでしょう。当社の経営理念でうたっている「利他の精神」に通じるものがあるかもしれません。

折り鶴から案内人へ

柏倉さんは、主任という立場からか、コミュニケーションや連携という言葉がたくさん出て、印象的でした。みなさんを取りまとめる役割だからこそなのかな、と感じると同時に、精密板金というお仕事が、各工程の流れを大切にするものだということを教えてくださいました。

第26回優秀板金製品技能フェア「単体の部」
銀賞受賞作品

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